精神科作業療法 何でも相談
重度精神遅滞や認知症で疎通が取れない方 - バウムクーヘンおいしい
2025/04/12 (Sat) 14:18:44
よろしくお願いします。
私は精神科1年目のOTで、相談できる人がおらず悩んでいます。
件名に書きましたが、重度精神遅滞と認知症(HDS-R測定困難)の方がいます。
どちらも発語はありますが、言語理解がなく疎通がとれません。
精神科作業療法を行うにも、作業が理解できず異食行為や大声を出して中々うまく対応できません。
OTは私一人で、他の応援はいません。
対応が難しいと病棟に伝えていますが、理解されません。
皆様の病院では、疎通が取れない方や作業ができない方、大声や迷惑行為で集団に所属できない方にはどのように対応していますか?
よろしくお願いします
Re: 重度精神遅滞や認知症で疎通が取れない方 - OT
2025/04/16 (Wed) 09:47:20
精神科病院のリハ管理者です。
難しい状況ですね。
まず、重度の方への対応は、経験のあるOTでも難しいです。悩んでいる方はたくさんいると思います。
むしろ、1年目で「〇〇が困っている」と発信できることはすごいと感じました。
言語・作業の理解が難しい、異食・声出しがある、とのことなので、
一般的に考えると、よくある集団の精神科作業療法に加わる(OT1名のみの環境と仮定します)ことは、難しいかもしれませんね。
ひとまずの関わりとして、以下の点を意識してみてはいかがでしょうか。
・「できたこと」を探してみる
まずは、ほんの少しでも良いので、患者さんが落ち着いていられた時間や、何かに興味を示した瞬間を探してみてはいかがでしょうか。それらを記録しておくと、次につながるヒントになるかもしれません。
・五感を意識した関わり
言葉での理解が難しいのであれば、「触る・見る・聞く・嗅ぐ・味わう」といった五感を使った関わりを試してみると、どこかで反応が見られるかもしれません。
例:好きな音楽をかけてみる、一緒に手遊びをしてみる、色々な香りのものを提供してみる等。
ほんの数分でも、患者さんと穏やかな時間を共有できれば、それも立派なOTの関わりだと思います。
病棟の理解に関しても記載されていますが、
諦めずに「具体的な」困りごとや相談内容を伝えていく姿勢は必要かもしれませんね。
「〇〇が困っている、△△のような工夫をしたいので手伝ってほしい」
のような感じです。